復縁成功10年の秘密と本質

本気で復縁を目指す人のための難しい話

自分の過去のトラウマをパートナーに話さなかったから別れ話になっている。自己開示の返報性と脆弱性の共有。

自己開示の返報性は自分の個人的な情報を相手に開示することで、相手からの信頼感や親近感を高めつつ相手からも自己開示を受けることができるという心理現象です。


自分自身の弱点や失敗を率直に話すことで、相手はあなたをより人間味のある存在として捉えると共に、相手自身もあなたに対して弱点や失敗、秘密の情報を自己開示してくれる可能性が高まるのです。

 

自分の過去のトラウマや辛い経験を話すだけで相手は自分を信じてくれる

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私はYouTubeで復縁に関する動画を10年前から公開していますが、10年以上活動し続けることができた理由の1つは、私が過去の恥ずかしい体験や情けない体験、失敗や敗北、人を傷つけた事と人に傷つけられた事、泣いたこと笑ったこと、そういうことを包み隠さずお話ししてきたからです。
 
だからこそ多くの方が私に興味を持っていただいて、興味を持っていただいたからこそより多くの動画を見ていただいて、そしてネット復縁工作にお申し込みしていただいて復縁に成功してきたからこそ、私は10年以上活動を続けることができたわけです。
 
自分自身の恥ずかしい過去の体験、悲しく辛く苦しい経験、それらに基づく現在の自分自身のよくない考え方やトラウマなどを赤裸々に話す事はただただ信頼へとつながるのです。
 
※ただしそれらを「偉そうに話す」のは意味がありませんしむしろ逆効果で人から嫌われてしまいます。常に「反省しながら話す」ことを心がけてください。復縁できない人は自分の情けなさや弱さを正当化しつつ偉そうに話してしまう傾向があります。

下記動画も併せてご覧ください。

youtu.be


そしてこの自己開示は返報性を伴います。
返報性とは簡単に言うと「お返し」です。
自分が今まで話していなかった情報を公開すると、相手もまたそれに応じてある程度自分自身の情報をこちらに開示してくれるのです。
 
このような経験は誰しも実は体験しているはずです。
 
「実は私はこんな経験があってね…」とあなたが誰かに話したら、その相手は「そういえば、私も実は似たような経験があって…」と誰にも話していなかった情報を教えてくれた...

幼少期までさかのぼって思い出せばそんな経験は誰にでもあるでしょう。
それが自己開示の返報性です。
 
しかし今この記事を読んでいるあなたは既に恋人と別れる寸前かもしくは別れているはずですから、今さら秘密の情報を話してもあまり効果はありません。
別れる寸前のあなた、もしくは別れているあなたに対して、相手がわざわざ自分の秘密情報を公開する可能性はあまりありません。
 
しかし唯一その効果を得られる可能性がある方法があります。
それが「自分の情けない過去、悲しい出来事、辛くて苦しい経験などを相手に情報公開する」という事です。
 
つまり自分の弱さの根本、自分自身の脆弱性(ぜいじゃくせい)を相手に話すことによって、
もしかしたら別れる寸前の相手は少し別れを思い留まってくれるかもしれません。
既に別れてしまっている元恋人はあなたに少し興味を持ってくれるかもしれません。この自己開示の返報性と脆弱性の共有を復縁に絡めながらご説明していきたいと思います。
  

 
恋人から振られて復縁を目指す人は過去の辛い出来事や悲しい家庭環境、トラウマをパートナーに話していなかった

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ネット復縁工作にご依頼していただいた依頼者様は自分自身の良くない性格を認識しています。
「なぜふられたかわからない」
「なぜ離婚だと言われているかわからない」
そんな方は1人もいません。
 
恋人からふられた理由や、夫・妻から離婚を突きつけられている原因は皆さん表面的にはしっかりわかっています。
 
「怒りっぽかった」
「すぐイライラした」
「優柔不断だった」
「家事を手伝わなかった」
「余計な一言が多かった」
「正論を相手にいつも続けていた」
「安心して太ってしまった」
「外見に気を使わなくなった」
「いつも家の中にいるだけだった」
などなど、別れになってしまった表面的な理由は皆さんわかってます。
 
でもそのような性格になってしまった根本的な原因はなんですかと問うと、皆さんすぐには答えられない方が多いです。
 
そこで私は「幼少期の家庭環境を思い出して、そのあなたの今の良くない性格につながるような根本的な出来事を思い出してください」とお願いします。
 
そうすると皆さん恐る恐る「幼少期にこんな経験したので、多分それが原因ではないかと思うのですが…」とおっしゃいます。
 
例えば
「怒りっぽい性格」

①→「いつも母親が父親に怒られていた。お父さんに対してそんなにお母さんに怒らないでと言ったらお母さんが悪いことをしたから、怒らないといけないんだと怒鳴り返された」

 
②→「夫婦喧嘩が絶えない親でそれをずっと見ていた。夫婦喧嘩の口汚い言葉を聞きながら隣の部屋でずっとテレビを見ていたけど気持ちは常にドキドキして不安だった。お父さんとお母さんが普通に話し合うことを見たことがないから自分自身も恋人と普通に話し合うことができない」

 
③→「自分が学校でいじめられた時お父さんが学校に本気で怒鳴り込んでくれて私を助けてくれた。だから私も正しい事は怒ってでも出張しなければならないと感じた記憶がある」
というような感じです。
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依頼者様からそのような話を聞きますと、私もなるほどなるほどと合点が行きます。
そういう理由によってこの人は怒ってしまうんだイライラしてしまうんだ。困ったときには怒ったりイライラして問題を解決する方法しか親が教えてくれなかったから、実際大人になった今でも怒ったりイライラしたりしてしまうんだ。
なるほどなるほど、と私も思うわけです。
 
そこでさらに私は依頼者さんにこう聞きます。
「それって別れる前や別れ話が出た前後に、パートナーに対して説明しましたか?」
 
そうすると私の感覚値ですが99.9%の人が「していなかった」と答えます。
 
上記の怒りっぽい性格の根本原因の例え3つを読んで皆さんどう思いますか。
「なるほどなるほど」 
「そういう理由があったのか…」
「それはかわいそうだし仕方ないよなぁ、そうなっちゃうよな」
と思いませんでしたか?


「かわいそう」なイメージを抱いたはずです。
 
別れる前にその自分の悲しい過去や辛い思い出話をパートナーにしていれば、
少なくとも今まで付き合ってきた恋人であり、もしくは夫婦なのですから、
少しは理解してあげたい、この人が100%悪いわけじゃない、相手もそんな気持ちになったはずです。
 
でも皆さんその深い話を相手に一切していないんです。
過去の悲しい出来事、トラウマ、幼少期の家庭環境、その家庭環境によって歪められた自分の性格や価値観、それを一切話していないから、相手としては「ただ純粋に性格が悪い人。別れる」という気持ちしかなかったわけです。
 

別れた恋人や別居中の夫・妻と話す機会があれば正直に弱みを話す「脆弱性の共有」をしよう

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脆弱性の共有(Vulnerability Sharing)バルネラビリティシェアリング」と呼ばれるテクニックがあります。
自分の弱点や不安な部分を率直に相手に伝えることで、相手との間に信頼関係を構築しやすくなります。このテクニックはコミュニケーションや人間関係の構築において非常に効果的です。


しかし脆弱性を公開するには勇気が必要です。

他人から愛されている人には、共通して自分の脆弱性をありのままで受けれる勇気が備わっていると、ソーシャルワーカーの研究者であるベレーネブラウンは言っています。 (2010). "The power of vulnerability." TED Talks
 
いびつな家庭環境、暗い家庭環境、いじめられ体験、大きな悲劇の体験…
それらによって図らずも生まれてしまった自分自身の歪んだ性格、非常識的な価値観、自己中心的な生き方…
それらを他人に話すには勇気が必要なのです。
 
自分の脆弱性を他人に公開する事は、相手との信頼感を高める方法であると同時に、自分自身の勇気を高め、自分自身に対する愛を深め、恥ずかしいこと情けないことも含めてありのままの自分を受け入れる勇気を育む行為でもあるのです。

 
ありのままの弱くて情けない自分をありのままで受け入れて、それを少し恥ずかしがりながらも正々堂々と語ることができるへ人物は勇敢で魅力的です。

 
べレーネブラウンは上記のTEDトーク脆弱性を隠さずに自分自身を表現することの重要性について語っています。 


脆弱性を受け入れることは本当の他人とのつながりと自己成長をもたらすと述べているのです。

 
脆弱性を共有することで他人との関係を構築し、信頼関係を築くことができます。
脆弱性を公開する事は他人が自分を理解し共感する機会を作ることだと言うのです。
 
あなたは今まで元恋人や妻・夫に対して、自分自身の弱さ、つまり脆弱性を公開してこなかった。
それは相手が自分を理解し、自分に共感する機会を作ってこなかったという事なのです。


脆弱性を公開して相手と共有することは信頼を高めるチャンスなのです。


しかしいざ元恋人やパートナーと話すチャンスが来たとしても、
あなた自身の心の中で自分自身の脆弱性に関する完璧の理解がなされていなければ、上手にそれを相手に伝えることはできません。
 
「俺が怒りっぽいのは、親が怒りっぽかったからなんだ」
こんな説明では何の説得力もありませんし、脆弱性の共有とは言えません。
あまりにも浅すぎます。


『俺が怒りっぽいのは、親が怒りっぽかったからだ。
いつも母親はイライラしていて、宿題を見て欲しい遊んで欲しいとお願いしても今忙しいから後にしてといつも言われていた。
でも結局寝る前になっても宿題を見てくれたり遊んでくれることなかった。
大人になって分かった事は、母親は父親に浮気をされていてずっと携帯をいじっていたらしい。
それでずっとイライラしていて、嫉妬で子供のことなんて気にする精神的な余裕がなかったんだ。
そんなこと子供の頃にはわからなかったから、それで俺は「自分のことを第一に考える」「他人は二の次でいい。家族ですらも二の次でいい」「聞きたくない問題は後回しにしていい」「そして家族に対してはイライラしてもいい」という事を学んでしまった。
だからいわば俺のこの性格は母親の影響で、母親が最愛の息子に対して行っていた接し方なんだ。
愛する人にはこの接し方で良いと心の奥底で思ってしまっていたんだ。
もちろん母親が100%悪いわけじゃない。根本的な原因は父親なんだけど、でも母親にはその浮気性の父親の身勝手な行動より、いま自分の目の前にいる小さな子供の気持ちを大切にすべきだという重要な事から目を背けてしまっていた。
父親が悪いんだけれど、母親にも大切なものを見ようとしなかった責任はあると思う。
そしてそれを今、君から別れを告げられるまで気づかなかった自分にも責任があると思う』


最低限これぐらいの深みがなければ、相手の心には何も響きません。ですからじっくりと自分の幼少期の家庭環境について考えることが大切です。

 


自分自身の心の脆弱性深掘りリスト

すべての項目について「それが現在の自分の性格にどんな影響を及ぼしていますか?」ということも同時に必ず考えながらそのことも併せて答えてください。


①幼少期のトラウマや困難な出来事はありましたか? 


②幼少期に自己価値感や自己肯定感に関する問題を抱えていましたか? 


③幼少期に孤独や孤立感を感じたことはありましたか? 


④幼少期に家族や周囲の人々との関係に問題を抱えていましたか? 


⑤幼少期に恥や罪悪感を感じたことはありましたか? 


⑥幼少期にいじめや虐待を経験したことはありますか?


⑦幼少期に失敗や挫折を経験したことはありますか? 


⑧幼少期に不安や恐怖に直面したことはありますか? 


⑨幼少期に自己表現や感情の管理に困難を感じたことはありますか? 


⑩幼少期に安定した愛や支持を受けることができましたか?

 

上記のことをよく考えて紙に書き出してください。

私は常々皆さんにお伝えしておりますが、紙に書き出すことしない人は復縁できません。

頭の中で考えただけでわかった気になっているのは、やはり「怠惰」「過信」「傲慢」の性格スタイルだからです。

 

ですからぜひ紙に書き出して自分自身をしっかりと研究して、自分自身の脆弱性に関するプロフェッショナルになってください。

 

そうすればちょっとしたチャンスがあればスムーズに自分自身の脆弱性を相手に話すことができるようになるはずです。

 

前向きに頑張っていきましょう!

www.concierge-toukai.jp

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