これは男女に共通する話です。
別れた恋人から「新しい彼氏ができた」「新しい彼女ができた」などと言われ、恋愛相談をされたりその新しい恋人に関する話をされたりして複雑な心境になってしまう方は多いと思います。
自分はまだ大好きで復縁したいと思っている元彼元カノからそんな恋愛相談をされた場合にはどう対応するのが正解なのでしょうか?
まず結論からお伝えしますと、
「相手の新しい恋愛を応援してあげる」
「相手の新しい恋人の悪口は言わない」
というスタンスが正解です。
元彼元カノの新しい恋人の悪口を言うな
これは昔からある復縁のセオリーです。
私もかなり昔にこのことをお伝えしたことがあります。
ですがたまたま最近TicTokを見ていましたら、何かのネット番組で全く同じ内容のことを、元カリスマホストのローランド氏が話していたのです。
ホストクラブに彼氏持ちの女の子が来たときには絶対にその彼氏を下げる発言、その彼氏を悪く言う発言をしてはいけない。
なぜならその彼氏を悪く言うと相手はその彼氏の良い点を探し始めてしまうから。
だから、彼氏持ちの女の子に対しては歯を食いしばりながら我慢してその彼氏を褒めてください。
この様な内容のことをローランド氏が話していました。
これは心理学的にはリバウンド効果という心理効果に近い反応ですが、正式な名称はついていないようですので「ポジティブ・リバウンド効果」と名付けておきましょう。
自分の友達、親、恋人などを嫌っていたとしても、
その自分の友達、親、恋人などに対して第三者から悪口を言われると、
彼らのポジティブな面を逆に探してしまうという効果です。
ですから、あなたがもし元カノや元カレから恋愛相談を受けた時には、
元カノや元彼の現在の新しい恋人に対する悪口は言わないようにしてください。
「その彼(彼女)いい人じゃん!」
「俺も頑張ろう」
「私もいい人見つけよう」
という言葉を出しておいた方が復縁にとってもプラスです。
そのように伝えておくことによって
①元カノ元カレはあなたには未練がないと勘違いしてくれます。
②自分の今の好きな人を認めてくれたという気持ちになりあなたに好感を抱きます。
③幸せの未来を共に探している仲間だと感じさせることができます。
そうすればあなたは元カノ元カレにとってのかけがえのない恋愛相談相手になることができるかもしれません。
むしろ、元カノ元彼の新しい恋人のことを批判したり下げる発言をしてしまったら、
元カノ元彼はあなたに恋愛相談をしたいとは思わないでしょう。
復縁にとって元カノ元彼の恋愛相談相手になるという事はかなり大きな前進です。
元彼や元カノの恋愛相談相手になった後は相手を失敗させて不幸にさせよう
元カレや元カノの恋愛相談相手になった後は、その新しい恋人のことを褒める発言やその新しい恋愛を応援する発言をしていきます。
そうしているうちに、あなたがどうしても正しい恋愛アドバイスや注意をしたくなる出来事が起きるはずです。
例えば典型的なものは
「新しい恋人が浮気しているみたい…」という恋愛相談を元カノ・元カレから受けるケースです。
他にも
「新しい彼氏がパチンコをやめてくれない」
ですとか、
「新しい彼女は愛情表現をしてくれない」
などの恋愛相談を受けるケースです。
このように本当に相手が困っていそうな場合には、ぜひとも正しいアドバイスをしてあげたい気持ちになると思います。
例えば浮気の話なら、どんな出来事から浮気だと感じ始めたの?朝帰りとかはあるの?スマホを見せてくれないの?
など、その新しい恋人が浮気をしているかどうか判断するために必要な情報をまずは聞いてしまうと思います。
そこまではokです。
しかし、問題はその先です。
もしその新しい恋人が浮気をしていることがほぼ確定だと思った場合、あなたはその元カノ元カレに何と言いますか?
「間違いなく浮気してるよ。別れたほうがいいんじゃない?」
と言ってしまうのではないでしょうか?
でもそれは間違いなんです。
そんな状況であっても、さらにもう一押し
「でもまだ決定的な証拠はないんでしょ?じゃあもうちょっとその恋人を信じてあげたほうがいいんじゃない?浮気を心配するのは決定的な証拠が出てきてからでいいんじゃない?」
と、元彼元カノの新しい恋愛を応援してあげるのが正解です。
その様にして元彼や元カノを「失敗」「不幸な結末」に向けて少し押してあげましょう。
失敗させてあげなければいけません。
不幸な結末を迎えさせてあげなければいけません。
なぜなら人間は、失敗してからでなければ人のアドバイスを聞かないという傾向があるからです。
実は相手が失敗してからアドバイスをした方が相手はこちらのアドバイスを受け入れやすいという現象はかなり一般的です。
例えば仕事でもそうですよね。
あなたの職場に後輩が入ってきて、その後輩が失敗する前にあーだこーだアドバイスしても「この先輩うぜえな」みたいな顔をされて嫌われてしまいます。
でも敢えてその後輩が失敗に向かって進んでいくのを見守ってあげて、
そして実際に失敗してから「それはこうやるといいんだよ」と教えてあげれば、
①素直にそのアドバイスを受け止めてくれる
②さらに、いい先輩だと思ってくれる
という結果になりますよね。
そのように後出しのアドバイスをすることで、
相手からの尊敬や信頼を得ることができ、
なおかつ相手はこちらのアドバイスをしっかり聞いてくれるという心理効果は間違いなくあります。
しかしこの心理効果の正式名称も現在のところは存在しないようですので、
「失敗後フィードバック効果」と名付けましょう。
失敗後フィードバック効果で元恋人の心をつかむ
先程の浮気の問題に話を戻します。
あなたの元彼、あるいは元カノの現在の交際相手が浮気をしていることがほぼ確定しています。
それに対して
「大丈夫だよ」
「相手を信じてあげなよ」
「君は魅力的なんだから余裕でいなよ」
と背中を押してあげる事は、道義的にひどいことなんじゃないかという意見もありますが、
全く逆です。
なぜなら失敗しないと相手はこちらの言うことを聞きませんし、前向きに学びません。
「それは間違いなく浮気してるよ、これ以上傷つく前に別れなよ」とアドバイスしたとしても、
「でもまだ別れたくない」
「でも私のこと(俺のこと)を好きだと言ってくれた」などと、結局はポジティブリバウンド効果が発生してしまい、こちらの正しいアドバイスを聞いてくれないのです。
だからこそ失敗させることが正しいのです。
相手のために失敗させてあげないといけないのです。
そして、相手を信じてあげなさいとアドバイスしたところで一度発生した疑いの心は普通には消える事はありません。
あなたの元カレ(元カノ)はその後もその現在の交際相手を疑い続けいつか浮気の決定的な証拠が出るでしょう。
あるいは、現在の交際相手を疑い続けたために、彼らが喧嘩になってしまう可能性も大いにあります。
そうなったらほぼ間違いなくあなたの元カレ(元カノ)は再びあなたに相談してくるでしょう。
この時が最大の復縁チャンスです。
この時に
「やっぱりそうだとは思ってたんだよね。でも君を傷つけたくなくてこの前はああやって応援したんだけど、恋人に連絡なしに朝帰りしてたらもう浮気確定だよね。あの時ちゃんと言ってあげればよかったのかなあ。でも君が傷つくのがかわいそうで言えなかったんだごめんね」
と言いましょう。
そうすれば相手の心を鷲掴みにすることができます。
失敗後フィードバック効果が最高潮に発動する瞬間です。
相手は「えー、だったらどうしてあの時そう言ってくれなかったの😆(笑)」などと笑いながら、あるいは楽しそうに返事をしてくるはずです。
「だったらどうしたの時そう言ってくれなかったの😡(怒)」には普通なりません。
ここで怒ってくる人はかなりやばいやつです…
相手はしばらくあなたのアドバイスを素直に聞いてくれるようになるでしょう。
さらにあなたに対する信頼感も激しく増します。
と言うよりも、むしろあなたに対する信頼感が激しく増すからこそ、相手はしばらくあなたのアドバイスを素直に聞いてくれるようになるわけです。
そのタイミングで「その恋人とは別れよう。別れる連絡しちゃおうよ。私が(俺が)今見ててあげるから勇気を出して別れる連絡しなよ」とアドバイスしてあげましょう。
かなり高い確率で素直にそのアドバイスを聞いてくれます。
つまり別れてくれます。
その上で改めて告白すれば復縁の可能性は極めて高まります。ほぼ確定で復縁できるといっても過言ではないレベルです。
失敗後フィードバック効果の研究事例
ニュージーランドの教育学者John Hattie(ジョン・ハッティ)とHelen Timperley(ヘレン・ティンパーレイ)は下記のような実験を行って、2007年に"The Power of Feedback" という論文を発表しました。
まず被験者を二つのグループに分けてからそれぞれに課題を与えます。
一方のグループにはその課題をやっている途中ででフィードバック(アドバイス)を与えます。
もう一方のグループには最後まで自分で試行錯誤させた後にフィードバック(アドバイス)を与えるようにしました。
その結果、最後まで自分たちだけで試行錯誤させられたグループの被験者達の方が
フィードバックをより受け入れやすく、より長期的な学習効果を示したというのです。
途中では助け舟を出さず、かなり試行錯誤させて苦しめてから最後にアドバイスをする…これはまさに先ほど説明した「失敗させてからアドバイスする」とほぼ等しいことですよね。
そしてそのほうが人間は素直にアドバイスを受け入れてくれて、さらにそのアドバイスが長期的に頭の中に残ったという結果になったわけです。
また、アメリカの心理学者であるダニエル・カーネマンは、自分が長年にわたって行ってきた調査から、人々が何かについてのアドバイスを受ける際には、自分で失敗してからアドバイスを受けることで、より効果的にアドバイスを受け入れることができるという2014年に発表しているようです。
失敗後フィードバック効果は確実にあるのです。
ですからもし元カノ元カレから新しい恋人との恋愛相談をされたり、新しい恋人の話をされたら、
相手が失敗するまで応援してあげて下さい。
そしてなるべく失敗する方に自然に誘導するように応援してあげましょう。
そして失敗してから「やっぱりそうなってしまったんだね。そうなると思ったんだよね。でも言わなかったのは君を傷つけたくなかったからなんだよね」と伝えましょう。
そうすれば、大いに復縁に近づきます。
復縁においてはそれぐらいの小さなズルは許容範囲です。何事もバランスです。
そして小さなズルと言えば、私が提供しているネット復縁工作も許容範囲内の小さなズルの1つです。
そのネット復縁工作というズルの復縁効果はかなり大きいと自負しています。
小さなズルと、真剣な自分磨き、
この2つでバランスよく復縁を目指していくのが復縁のセオリーです。