こんなに一生懸命謝って反省しているのに夫は理解してくれない、
夫から言われた私のだめな性格を直すために頑張っているのに、夫からは口だけじゃんなどと言われてしまう、
とにかく夫に説明したいことがあるしわかってもらいたい気持ちもあるのに、
説明も聞いてくれないし、わかってもくれない！
そんな奥さん達が非常に多いです。
そんな妻たちの中でも今回は特に「頭が良いタイプの夫から離婚だと言われている妻」「仕事ができるタイプの夫から離婚だと言われている妻」にフォーカスしたお話をしたいと思います。
離婚を迫られている妻が行うべきプレゼンテーション
旦那さんが立派なサラリーマン、公務員、自営業、会社経営者、士業など「頭が良いタイプの男性」の場合、
妻であるあなたがいくら感情的に離婚したくないと説明しても、夫から離婚話の時に指摘された良くない性格は全て直すからと伝えても、頭が良いタイプの旦那さんはまともに話を聞いてくれません。
夫に伝えたいことがうまく伝わりません。
夫にわかってもらいたいことがうまくわかってもらえません。
どんなに気持ちも込めて訴えても、夫は冷たい態度をとってくるだけです。
そのような場合に重要なのは、
プレゼン（企画提案）のような形で自分の伝えたいことを説明すること。
企画会議で発表するときのように、自分の欠点とこれからの改善点をわかりやすく説明することです。
そうすれば夫にあなたの気持ちがわかってもらえる可能性が高まります。
仕事に一生懸命な男性は、毎日の仕事の中で「重要ポイントが整理されてまとめられた書類」に目を通しています。
ホワイトカラー（管理職）の仕事なんていうものは、書類（パソコンの中のデータもまた書類です）の管理がほとんどです。
書類の作成、書類のチェック、書類の修正、書類の整理、書類の実行、実行した結果と反省を書類化…
そんな毎日です。
ですから頭の良い旦那さん、理屈っぽい旦那さんに何か伝えるには、書類コミュニケーションスタイルで伝えた方が効果的ですし、
その方が「しっかり反省している」と思われる可能性がとても高まるのです。
つまりあなたの伝え方が良くないということです。
頭の良いタイプの夫にわかってもらいたいのなら、その頭の良さに合わせた説明や説得をしなければならないわけです。
あなたの気持ちを夫にわかってもらうために、ただ感情をぶつけるだけでは逆効果です。
例えばですけれども、
ちょっとしたことで嫌な気持ちになりやすく嫌な雰囲気を顔に出してしまうというあなたの性格が原因で夫から離婚だと言われているのであれば、
下のような書類を作って下さい。
「嫌な雰囲気を顔に出す問題の改善策」----------
①問題の根本的原因
a.自分の幼少期にどのような経験があって不満に対する感受性が強くなり、それを態度に出してしまうようになったか
b.そのやり方によって自分はどのような利益を得てきたか。（嫌な雰囲気を出すことで自分に力があったからそれを続けてきたはずだからです。）
②その問題を解決するために実際に行う行動目標
a.
b.
c.
③その行動目標を達成すればどんな自分になれる可能性が高いか
a.
b.
c.
----------以上
という様なイメージでしっかり紙にまとめて旦那さんにプレゼンするように説明することが効果的です。
気持ちを理解してもらおうと思ってはいけません。
許してもらおうと思ってもいけません。
旦那さんが頭の良いタイプなのでしたら「効果がありそうな改善案を具体的に提示して実行すること」が重要です。
それをやるだけで旦那さんのあなたを見る目が必ず変わります。
これがまずなるべく早めにチャレンジすべき自分磨きの1つになります。
もう少し簡単に箇条書きにして自分の性格の問題点とそれを改善するために頑張っていることを表現する方法もあります。
例えば、変なことにこだわってしまい周りが見えなくなるという欠点があるのなら、
それを治すために努力している内容を箇条書きに整理してまとめておくということです。
男性に対しては気持ちをわかってもらおうと思っても意味がありません。
男性は、基本的に「気持ちは行動に現れる」と考えています。
ですから自分のこだわり癖を治すためにどんな行動をしているのかを箇条書き資料を作ってまとめることが大切です。
「こだわり癖を治している私の10の努力」というタイトルで、実際に今頑張っているこだわり癖を治すための10個の努力を箇条書きにしてみましょう。
そしてそれぞれに関して、実際に努力してみて気づいたこと、難しいと思ったこと、反省したことなどを書き加えておくと良いでしょう。
ちなみに変なこだわりグセが原因で別れ話になっている方はもしかしたら大人の発達障害・ADHD、自閉症的傾向、強迫性障害などの気質があるかもしれません。
思い当たる節がある方は下記の私の記事も参考にしてみて下さい。
自分の発達障害やADS（自閉症）などのせいで別れになってしまった人の復縁を解説 - 復縁成功10年の秘密と本質
離婚したくないという気持ちをわかってもらうための具体的な努力の姿を見せること自体に意味がある。
「そんな書類を作ったって旦那は読んでくれない」
「そんな書類を作って渡しても旦那から馬鹿にされるだけだ」
「そんな書類を作って説明しようとしても旦那は聞いてくれない」
「そんな書類を作ってもどうせ旦那に捨てられる」
と思ってしまう妻が非常に多いです。
その「どうせ無理だ」という感覚を、男性は非常に嫌悪します。
特に一生懸命仕事をしている旦那さんや、仕事で成功している旦那さん、自分1人で自営業のような仕事をして生きている旦那さん達は、
全員例外なく「どうせ無理だ」という不安を越えて仕事でがんばってきた人たちだからです。
職場で生き残るため、職場で上層部からの評価を得るため、仕事で結果を出すため、お給料をアップさせるためには、
他のだらしない男たちが「どうせ無理だ」と諦めている事にチャレンジしなければならないからです。
多くの男たちが「どうせ無理だ」と情けなくも諦めてきたことに対して、勇敢にチャレンジしてきたのがあなたの旦那さんなのです。
だからこそ立派に仕事をしているわけです。
そんな旦那さんは「どうせ無理だ」という感覚を持っている人を敏感に嗅ぎ分けます。
そんな旦那さん達にとって、どうせ無理だというペシミズム（悲観主義）は人生の中で常に戦ってきた不倶戴天の憎むべき天敵だからです。
ですからあなたが「どうせ無理」「どうせ読んでくれないし、説明してもどうせ聞いてくれない」という感覚でいる限り、
旦那さんにとって、あなたは敵なんですね。
「どうせ無理」は、今まで旦那さんが戦ってやっつけてきた敵の特徴そのものなのです。
だからこそ「どうせ無理」「そんな書類を作っても意味ない」なんて考えてはいけません。
それでも作るんです。
確かに読んでくれないかもしれません。
それでも作るんです。
旦那さんもそうやって、今まで仕事で頑張ってきたんです。
どうせこんな書類作っても評価されないかもしれない。
でも旦那さんは作ってきたんです。
どうせこんな提案しても会議で馬鹿にされるかもしれない。
でも旦那さんは提案してきたんです。
旦那さんと離婚したくないなら、その旦那さんの生き様と同じ生き様を生きなければいけませんよね？
旦那さんとフィーリングを合わせなければいけません。
そのためにも、意味ないかもしれなくても作らなければいけないんです。
そのけなげな姿勢が人の心を動かします。
そして特に、そのけなげな姿勢というのは「妻らしさ」の真髄です。
堂々たる姿勢が夫らしさの真髄であるとすれば、
妻らしさの真髄はけなげな姿勢です。
「妻らしさ・夫らしさ」が離婚回避にどれだけ重要かは下記動画でも解説しています。
夫は堂々たる姿勢で大笑いしながら喜んで夫婦や家族のために自分の命や時間を自己犠牲すればいい。
妻はけなげな姿勢でほんのり微笑みながら、夫婦や家族のために無駄なことを頑張ればいいんです。
そんな妻になるための第一歩が、
読んでくれるかどうかわからないその書類を作ることです。
確かに読んでくれない可能性もあるでしょう。
旦那さんは既にあなたのことが大嫌いで、離婚したいと思っているわけですから。
しかしもし読んでくれなくても、あなたが慣れないやり方で一生懸命その書類を作ったということは相手の心に強く残ります。
旦那さんの心に突き刺さった温かい光の矢の様なものです。
それだけで旦那さんの冷たくなった心が再び温かくなって離婚を思いとどまってくれるとは断言できません。
しかし、あなたがやるべき離婚回避のための自分磨きはそれだけではないですよね？
ですからそれ以外の離婚回避のための自分磨きが、旦那さんの心に突き刺さっているその光の矢にさらなる力を与え、最終的には旦那さんの凍りついた心を光と温かさで溶かしていってくれるはずです。
ぜひどうせ無理などとは考えずに、ポジティブにその書類を作ってみて下さい。
そしてチャンスがあればその書類を渡したり、その書類をもとに会話してみたりしてください。
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