自分に対する具体的かつ肯定的な言葉を口から出して投げかけ続けましょう。
アファメーションは、
自己肯定感を高め、
自己イメージを良くし、
自己成長を促進するために使われる心理テクニックです。
「アファメーション」は、ラテン語の「affirmare(確認する、断言する)」に由来します。
その後フランス語の「affirmer」を経て英語の「affirmation」となりました。
アファメーションは肯定的な言葉やフレーズを繰り返すことで自己イメージや自己価値感を向上させ、自信を増やすことを目的としています。
簡単に言うと自分をポジティブにさせる言葉をしっかり声に出して言う事、唱える事を習慣化するという事です。
復縁に成功できる具体的な魔法の呪文・アファメーションの例
具体的なアファメーションの例をいくつか挙げてみましょう
「私は自分の人生を自分で決断してコントロールしている。すべては自分の責任だ」というアファメーション
このアファメーションは、自己決定力を高め、自分自身が自分の人生の主役であることを強調するものです。 自分の責任で元彼元カノにふられ、そして自分の決断で復縁を目指している自分を再認識し、改めて力強く復縁を目指していく気持ちを育てます。
「私は自分自身に価値がある。これからも努力によって価値が上がっていく」というアファメーション
このアファメーションは、無条件の自己肯定感を高め、良い意味での根拠なき自信を興し、自分自身を大切にすることを意識するものです。
復縁を目指す人は基本的に自分に自信がありません。
客観的に自分を見た時に「やっぱり私には自信がある!」「やっぱり俺には自信がある!」と言える人は復縁勢にはほぼいません。
復縁勢は基本的にいつも自分に自信がないのです。
ですからこの言葉によって「根拠なき自信」を付ける事が重要です。
「私は挑戦に向かって進んでいる。失敗を求める勇敢な人間だ」というアファメーション
このアファメーションは自分自身に新しい挑戦を与えること、そしてその挑戦を乗り越える事が目的です。そもそもネット復縁工作にご依頼されるのも挑戦です。
挑戦というのは常に「失敗の可能性」があるものです。
「失敗可能性がない挑戦は挑戦とは言わない」のです。
ですからネット復縁工作にご依頼されても復縁成功できないケースもあり得ます。
なぜならこれは「挑戦」だからです。
失敗可能性のある挑戦をする人は美しく尊く勇敢で魅力的です。
ゆえに復縁可能性もアップしていくのです。
「私は周りの人たちと積極的に関わっている。これからさらに積極的に多くの人と交流する」というアファメーション
このアファメーションは、社交性やコミュニケーション能力を高め、人間関係の構築を促進するものです。
人間関係が苦手な人は復縁は難しいです。たとえ人間関係が苦手であっても、少しでも他人と交流して楽しい人間関係を作る努力ができる人は復縁に成功できます。
これらはあくまでも一つの例ですが、アファメーションは自分自身に合ったものを自由に作り、定期的に繰り返すことが大切です。
それによって自己肯定感や自己イメージ、自己成長を促進することができます。
ちなみに私が今でもやっているアファメーションは
「俺は精神的貴族である。余裕がなくすぐ怒る者は精神的貧民である」というアファメーションです。
これは私が怒りを抑えるアンガーマネジメントとして行っています。
世の中腹立つ事ばっかりですよね笑
でも、
自分は貴族なんだ、自分は王族なんだ、高貴なる者は下々の者達に慈悲を与えこそすれ、絶対に怒ってはならんのだ、怒りと衝突は余裕無き精神的貧民の特徴だ
と、
「貴族ごっこ的アファメーション」を行うことで、アンガーマネジメントをやっています。
みなさんも自分独自の復縁成功アファメーションの言葉を作ってみて下さい。
アファメーションはストレス軽減にも有効。イライラを消して復縁に近づこう
クロアチアのザグレブ大学の研究者であるイワン博士らによって行われた研究があります。
引用:Positive Affirmations for Stress Management: A Randomized Controlled Trial 著者:Ivan J. Rađo, Ivana Viskić Jukić, Sanja Tatalović Vorkapić, and Andrea Deković 掲載雑誌:Frontiers in Psychology 掲載日:2018年5月17日
この研究では、ストレスを感じている参加者にストレスと関連した前向きなアファメーションを1週間にわたって毎日繰り返すよう指示し、ストレスレベルの変化を調べました。
結果としてアファメーションを繰り返すグループは、繰り返さなかったグループよりもストレスレベルが低下しより安定的な精神状態を示したと報告されています。
なお、この研究では参加者に肯定的なアファメーションを提示するために以下のようなフレーズが使用されました。
私は自分自身を愛しています。
私はストレスに対処することができます。
私は自分自身に自信を持っています。
私はリラックスしている。
私は平和を感じている。
しかし復縁を目指すみなさんはもう少しだけ復縁に関連する少し具体的なアファメーションをした方がいいです。
例えば、
「自分より上の人間がたくさんいる。私は自分より上の人間に囲まれて幸せだ。自分は下の立場で幸せだ」というアファメーション
これは上から目線で元カノ元カレに発言してしまったり、高圧的に元カレ元カノに正論をぶつけたりしてしまってふられた人におすすめの復縁アファメーションです。
自分が上だと思っているからそういう態度になるわけなので、自分は上ではないという意識を持たなければいけません。
「私は謝罪に喜びを感じる。なぜなら謝罪されて喜ばない人はいないからだ。すなわち私が謝罪する時、私は奪われているのではなく与えているのだ」
これは、
素直じゃなかった、
素直にスッと謝罪できなかった、
素直に甘えられなかった、
素直に愛情表現できなかった、
という様なことが原因で恋人にふられた人にはおすすめの復縁成功アファメーションです。
謝罪を「奪われている」と感じる人が多すぎます。だから素直に謝罪できないんです。
喧嘩になった時に瞬時に謝っておけば別れ話にはならなかったはずなのに、素直に謝れずふられてしまった。
それは謝罪を「奪われる事」と思っているからです。
しかし謝罪は「与える事」です。
慈悲によって相手に謝罪という「心が癒される言葉」を与えてあげているのは自分です。
この意識をアファメーションで強める事ができれば、純粋な気持ちの謝罪が自然に出てくるようになります。
そして上記のアファメーションは「彼に甘える」「彼女に愛情表現する」という事ができなかった人にとっても重要です。
彼に甘える事、彼女に大好きだよという事は、
「慈悲」です。
「情け」という意味の慈悲ではなく、「神の慈愛」「仏の慈悲」的なイメージでの慈悲です。
恋人に愛情表現をしたり甘えたりする事は、あなたから相手に対する慈悲深き施しであり愛のお布施なのです。
このアファメーションでそれを強く意識して、甘えていい時はしっかり甘えられる人、いつでも愛情表現を自由自在に操る愛情表現のアーティストを目指していきましょう。
それは間違いなく復縁にとってプラスになります。
意味のない復縁アファメーションが多いので要注意
復縁業界では意味のないアファメーションが紹介されているケースが非常に多いです。
深く考える必要のないアファメーションの言葉には、精神的に追い込まれている方が飛びついてしまいがちです。
もし、あなたが下記のようなアファメーションを行っているのならすぐにやめてください。
全く意味がないどころか、逆効果です。
アファメーションは、あくまでも自分を動かすための鍵。
動かなくてもいいと脳を勘違いさせるようなアファメーションはダメなのです。
- ダメな復縁アファメーションの例
私は彼が大好きで、彼も私が大好きです。
私は彼に愛を与え、彼も私に愛を返してくれます。
私は彼の愛を引き寄せることができます。
私はいつでも彼の愛を感じることができます。
彼との思い出に感謝し彼との未来に感謝します。
私はどんどん彼と近づいてきます。
私は彼と離れていても彼の愛を感じます。
私は愛されるために努力しています。
私は生まれつき愛に満ちています。
私は彼と復縁して結婚できます。
このようなアファメーションは1番多く出回っているタイプです。
潜在意識に「既に自分の願望が叶っている」様に錯覚させることでRAS(網様体賦活形)を起動させ、引き寄せの法則発動させるという理屈なのでしょう。
しかし、その理屈は間違っています。
既に自分の願望が叶っているように錯覚させることで、努力が停止してしまいます。
それはあまりに抽象的で「現状肯定的すぎ」です。
絶対にやめてください。
上記のような復縁アファメーションの言葉をずっと口に出していたら、あなたは何も動かなくなります。
なぜなら何もしなくても良いというアファメーションからです。
私は彼が大好きで彼も私が大好きです。
→じゃあ何もしなくてもいいですね
私は彼に愛を与え、彼も私に愛を返してくれます。
→ じゃあ彼を思うだけで良いですね
私は彼の愛を引き寄せることができます。
→今の状態で引き寄せられるなら何もしなくていいですね
私はいつでも彼の愛を感じることができます。
→彼はあなたを愛していません…それはもうそうですね
私はどんどん彼と近づいてきます
→どんどん彼と近づいているなら何もしなくていいですね
私は彼と離れていても彼の愛を感じます。
→彼はあなたを嫌っています。現実逃避が甚だしいです。
私は愛されるために努力しています。
→努力しているではダメです。努力し続けるのです。私は愛されるために努力し続けますという言葉なら良いでしょう。
私は彼と復縁して結婚できます。
→じゃあやっぱり何もしなくていいですね!!!
世の中に出回っているスピリチュアル的な現状肯定のアファメーションは全て、
自分を何もしない方向に導く悪魔の言葉です。
あなたがもしそんな復縁アファメーションに出会ってしまい、そんな復縁アファメーションを実行しているなら今すぐ止めてください。
あなたは彼(彼女)に振られてとても傷ついていたので自分の心を癒してくれる簡単な言葉に捕らえられてしまっただけです。
捕まってしまったわけですね。
ですからあなたを否定したり馬鹿にしているわけではありません。
むしろ問題なのは、努力を放棄させるような復縁アファメーションを撒き散らしているスピリチュアルの者達です。
楽な言葉を投げかけ、
がんばらなくてもいいと言い、
ありのままの自分でいいと言い、
あなたの脳を何もしない方向に導く者たち…
恐ろしいですね。
良かれと思ってやっているのが特に問題です。
良かれと思って彼らはそれをやっているので、あなたもその間違いを見抜けないんです。
復縁アファメーションをするなら、この記事の中段で私が開設したような言葉をアファメーションしてください。
と言うよりも、自分が作った復縁目標シートに書いた目標を全て毎日読み上げてください。
そっちのほうが復縁はるかにアファメーションです。
復縁目標シートの書き方を詳しく解説した私の動画です↓
具体的で自分を努力にかきたてるような復縁アファメーションを行おう
自分を努力にかきたてるような明確な目標を設定するアファメーションを行うことで、身体機能まで良くなってくる事が研究で証明されています。
ですからアファメーション自体はとても素晴らしいことです。
しかし、現実から目をそらすためのアファメーションになっている人達が多すぎるのが問題です。
特に恋愛や復縁界隈で散見される現状肯定的アファメーションは害悪でしかありませんから本当に気をつけてください。
ある男子400メートル走競技者を対象としたアファメーションによるレースパターン変容の試み
(白木駿佑 木越清信 2019年 筑波大学)
という研究があります。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jcoaching/32/2/32_253/_pdf/-char/en
この研究ではタイトルの通り、400メートル走のスポーツ選手に対してアファメーションをさせる事で、結果が良くなるかどうかを研究したものです。
結論から言うと、今までよりも良い結果を出せるようになりました。
それでは、その選手がどのようなアファメーションを行ったかをそのままこの論文から抜粋します
コーチング学研究第32巻第2号 平成31年3月 260pから引用
これこそが正しいアファメーションです。
「私はうまく走れています」
「私はスピードに愛されています」
「私はいつでも安定して全力で走れます」
「私は自己ベストいつでも更新できます」
みたいな現状肯定型アファメーションはしていませんよね?
アファメーション自体に効果があるのは間違いないのですから、あなたもぜひ正しい復縁アファメーションをしてみてください。
正しいアファメーションとは苦しいアファメーションです。
苦しいことが正しいことです。
苦しみと向き合って努力していきましょう。
そうすれば必ず復縁は近づいてきます。