復縁成功10年の秘密と本質

本気で復縁を目指す人のための難しい話

彼女はなぜ別れる時に友達に戻ろうと嘘をつくのか

付き合っている彼女と別れる時に「一度距離を置いて友達に戻ろう」と言われたことがある人も多いでしょう。

 

彼女が友達に戻ろうと言ったから、友達に戻ったつもりで友達のように連絡をしているのに一切返事をしてくれない。

 

友達に戻ろうというのは嘘だったのか。

全然友達ですらないじゃないか…

 

女性は別れ際に友達に戻ろうなどの男を安心させる嘘をつく

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女性は自分が悪い立場になることを強く敬遠する傾向があります。
女性は集団の中でみんなと調和して生きるという本能がありますから、自分の立場が悪くなる・自分が何か悪いことをした感じになるということを特に嫌がります。
本能的に嫌がるのです。
 
ですから彼と別れる時にも女性は友達に戻ろうと言います。本当は友達に戻る気などないのにそのように伝えてどうにかして穏便に別れようと思ってしまう。

また彼氏の嫌いな点を直接的に彼氏に叩きつけて悲しませると「自分が悪い事をしている気持ち」になってしまう。

だからそうならないように嘘を付く。
 
それは女性の弱さであり同時にこの厳しい男社会を築くための強さでもあるのです。


それ以外にも女性が彼氏と別れるときに使う綺麗な嘘はいろいろあります。


「私自身が変わって新しい方向に進みたいと感じているので、一人で時間を過ごす必要があるの」 

 
「私たちの価値観や人生の目標が合わないように感じてるの。お互いに幸せになるためには、別れることが最善の選択だと思いう」

 
 「私は自己成長や個人的な目標に集中したいと思っています。今は一人で自分自身と向き合う時間が必要だから私のことを好きだと言うなら理解してほしい」

 
 「最近私の気持ちが冷めてしまったように感じています。あなたも実は無意識的に恋愛の情熱が冷めているでしょう。お互いに本当の愛を見つけるために別れることがベストだよ」
 
 「私は自分の人生に集中したい時期なの。一人で新しい経験をするために、関係を解消した方が良いと思っています。あなたも1人で新しい経験をして新しくなった2人でまた出会いましょう


 「私たちの関係はお互いにとってプレッシャーになってしまっているよ。お互いに自由になって本当の自分になるために別れることが必要だと思う。本当の自分になったときにまたお互い心が惹かれあったら復縁しようね」 


「私はあなたのことを本当に大切に思っているけど、私自身のいろんな問題をクリアしなければあなたのことを大切にできない。そしてそれは誰かの助けを借りて行うことではなくて一人で行わなければならない試練だから、2人の本当の未来のために別れることが必要だと思う」 


「私たちの関係がお互いにとって健康的ではなくなってしまったように感じます。お互い無理をせず付き合えるような本当の自分を手に入れるためには、今はいちどだけ別れることが適切だと思います」 

.......
まだ2人の関係は完全に終わったわけではない、
まだ2人には未来がある、
むしろまだ別れていない、
というように勘違いさせるようなセリフが多々あったと思います。
 
それらは全部嘘です。
上記のような様々な言い訳をそれぞれ一言で要約すると「お前がうざいから別れたい」という事なだけなのです。
 
特に女性は恋人との別れ際にこのような嘘をつく傾向が顕著です。

 

別れ際に嘘をつく女性は卑怯者か

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では女性が弱いのか?女性が卑怯なのか?
いいえ、そうではありません。
このようなタイプの嘘をつくのはもちろん女性だけに限った話でありません。

 
男性も自分より強い人間と離れたいときには全く同じような嘘をつきます。


すなわち恐怖が別れ際の嘘を惹起するのです。


女性が弱くて卑怯だからこのような嘘をつくのではなく、
恋愛関係においては圧倒的に男性が強者だからこそ必然的に女性は嘘をつかざるを得なくなっているのです。
 
例えば男性が犯罪組織から足を洗いたい時、
ブラックな会社を辞めたい時、
つまり、自分より強い相手に対して決別を通告する時には男性ももちろん嘘つきです。
男性も怖い先輩からのお誘いを断るときは、先程の女性と同じような嘘をつきます。
 
という事は、逆に考えると女性にとって恋愛とは常に「喧嘩が強い先輩との交流」の様なものなのです。
 
女性より腕力が弱い男性なんていません。
どんなにヒョロガリな男性でも、相手が女子プロレスラーや女子格闘家でもない限り負ける事はありません。
女性と比べると、男性の腕力、筋力、体力は圧倒的です。

 
時々女性に暴力を振るわれて追い詰められている男性などの話も入ってきますが、そういう男性は戦ったことがないだけです。喧嘩を1回もしたことがないような男性なだけであって、心のタガが外れてキレたらどんな弱々しい男性でも女性に負ける事はありません。
 
すなわち女性にとって彼氏とは、
男性にとっての「超仲良しの喧嘩が強い先輩」と同じ様な存在なのです。
 
さて男性のみなさん、
その超仲良しだった喧嘩が強い先輩と意見や考えが食い違い、もうその先輩とは関わり合いになりたくないと感じたとします。
もう人間関係を切りたい。
その先輩とは離れたい。二度と会いたくない。
でもその先輩は「お前と別れたくない。お前と友達でいたい」としつこく迫ってきます。
 
どうしますか?
多くの男性が嘘をつくと思います。
先ほど女性が男性に対して別れ際に言う嘘セリフをたくさん紹介しましたが、それと同じような嘘をつくはずです。
 
そうしないと殴られたり殺されたりする可能性があるからですね。

 

例えば、

「すみません、実は転勤の話がありまして、他の地域に異動することになりました。急なことで驚かせてしまって申し訳ありませんが、先輩からお誘いを受けて遊びにいくのが難しくなると思うんです」

と言ってフェードアウトを狙ったり、

 

「最近、自分の進路について考える機会があって仕事の部署を変えることに決めました。これからの仕事の資格試験の勉強に専念しなければならなくなるので、時間やエネルギーを割かせることができなくなりそうです。なかなかお会いできなくなりそうです」

と言ってフェードアウトを狙ったり、

 

「実は家族の状況が急変しまして、私がサポートする必要が出てきたんです。簡単に言うと家族を介護をしなければならなくなりました。今後は家族のために専念しなければならない状況になってしまったので、関係を続けることが難しくなりました。ごめんなさい」

と言ってフェードアウトを狙ったり…

 

そうです、フェードアウトです!

 

結局男性だって自分より凶暴な相手には嘘をついてフェードアウトを狙うんですね。

男性も女性も同じく嘘をつくのです。
 
これで女性が別れ際に男性に対して綺麗な嘘をつく理由がわかったと思います。

ちなみに下記動画は男の暴力性と女性の恐怖心、そして男性が男尊女卑的な思考を超越して復縁できる性格になるための考え方を解説した私の動画です。

ぜひ併せてご覧ください。

youtu.be

 

女性から嘘を言われない男になるには 
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ただ純粋に別れたいだけなのに友達に戻ろうと嘘をついて男性と別れようとする女性の根っこにあるのは、男性の凶暴性に対する恐怖であることがわかりました。
 
では男性はどうすべきなのでしょうか?
それを考えるときにはフェミニズムの視点が役に立ちます。
 
過ぎたるは及ばざるがごとし、行き過ぎたフェミニズムには弊害しかありませんが、適切なフェミニズムには恋愛や復縁に役立つ学ぶべきことが多々あります。
 
マーサ・ヌスバウム博士という有名なアメリカのフェミニスト思想家は「女性を物体として扱う」という男尊女卑的で暴力的な男性思考の特徴をいくつかあげています。

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女性を物体として扱う暴力的な男性思考とはどういうことかと言うと、女性を尊厳ある自分と同類の人間として扱うのではなく、まるで取り替え可能な、あるいは所有可能な「モノ」の様に扱うという男性思考のことです。
このような女性に対する認識の仕方をフェミニズム界隈では客観化と呼ぶらしいです。

  
客観化はフェミニスト理論の中心的な概念です。それは女性をオブジェクト(モノ)として見ることや扱うことと大まかに定義することができます。

  
女性を物体として扱う男性優位主義者の特徴と対策


道具: 男性の目的のための道具として女性を扱う。


【具体例】

女性に仕事を手伝わせたり、自分の稼ぎを補填する目的で働かせたりする事は女性を道具として扱っていますよね。
男性が自分の苦手な家事や育児を女性にやらせるのも道具として扱っている行為です。

【価値観の転換】

人間は無意識に他人を自分の利益のために使ってしまうことがあります。
簡単に言うならば家族に対して「これをやっといて」とお願いする事ですら相手を道具として利用していることになります。
ですから、相手の力を必要としない自分になること、全て自分で実行し自分で完結する生き方を身に付けることが相手を「道具化」しない生き方になるわけです。

 

自律性の否定:自律性と自己決定に欠けている愚か者として女性を見る。


【具体例】お前は考えるの苦手だもんな、お前に任せておいたら何も決まらない、お前は勉強してこなかったからそうなんだ、こんなこともできないの、それぐらい自分の判断でできないの、親の意見に影響されてばかりで自分の意見がないじゃん、
などの発言を女性にした事はある男性も多いはずです。

【価値観の転換】
女性の判断をじっくり待ちましょう。男性にとって女性の判断が遅かったり優柔不断に見えるのは、様々な要素を総合的に勘案して決断を考えているからです。
男性が何かを決定するときには、目的に直結するような決定を行います。
しかしそれは柔軟性のない面白くない決定なのだと強く考えてください。
女性が優柔不断になっているときには女性の心にそっと手を添えて落ち着いてゆっくり待つ余裕を持ちましょう。


慣性:エージェンシーに欠けている堕落者として女性を見る。
この場合のエージェンシーという言葉の意味はOECDによる教育用語で、「新しく変化を引き起こすために自分自身で目標を設定し、反省し、責任をもって行動する能力」と定義されています。

 

【具体例】

毎回同じ間違いするじゃん、新しいチャレンジしないじゃん、そんな仕事毎日続けてて何が面白いのなどの言葉を女性にかける事は、女性が新しいことを考えられない生き物だと思っていることの証明です。
また、女性が新しく何かをやり始めたことに対して「それやる意味あるの?」などと馬鹿にしたり否定するような発言も、女性のエージェンシーを否定しています。
身に覚えがある男性も多いはずです。

【価値観の転換】
女性が大きな変化を嫌う理由は、女性は家族や集団を維持して守る役割を背負って何千年も生きてきたからです。
しかしその家族や集団を維持して安定させるためにはその家族や集団内での小さな変化を行うことが大切ですから、その小さな変化は女性は大好きなのです。例えばインテリアを変える、部屋の模様替えをする、そのような身の回りの小さな変化を楽しむ事は、自分が帰属する集団や家族を豊かにすることにつながります。


逆に例えば「住む場所を変える(移住=引っ越し)」は女性にとって大きな決断です。
なぜなら自分が帰属する集団や家族が危険にさらされる可能性もあるからです。今より不安定な環境になってしまうかもしれない。そのような大きな変化を女性は本能的に嫌う傾向があります。
 
その男女の本能の違いを意識しておけば、女性がエージェンシーにかけた存在であるなどという意識は消えるはずです。

 


代替性:他のオブジェクトと交換可能な人の扱い。 

 

【具体例】
恋人同士で喧嘩した時に他の女性と仲良くしたり、浮気をしたりするのは、その女性を他の女性と交換可能なモノとして見ているということです。

【価値観の転換】
代替性の反対語は唯一性。
あなたの彼女がこの世で唯一無二の女性だとしたら、もし喧嘩をしたとしても浮気をしたり他の女性と仲良くしたりする事は無いはずです。
他の誰にも代えられない、あなたの人生の中であなたを唯一無二のオリジナルな方法で愛してくれる存在があなたの彼女、もしくは妻だったのです。


自分の母親に置き換えて考えてみてください。
あなたの母親は、あなたのことを唯一無二のあなたの母親にしかできない愛し方で、あなたのことを愛したはずです。
 
ではその母親が別の母親に変更されたとしたらどうでしょう?
その別の母親も母親としてあなたのことを全力で愛してくれますし、その愛のパワーはむしろ最初の母親よりも大きい位だとします。
でも最初の母親があなたを愛してくれた愛し方は、他の誰にも絶対に真似できない唯一無二のオリジナルな愛し方ですよね。
 
それと同じように絶対に代えが効かない尊い存在が女性です。それを意識してください。
 


侵犯可能性:境界の完全性に欠けている人の扱い。 分割、侵入、侵犯、粉砕、などの侵略的行為をして良い存在として扱う事。


【具体例】女性を自分と同じ尊厳ある人間として見ていない男性は、その女性に暴力をふるい、その女性の家族に勝手に連絡をし、実家や職場に押し掛けて侵入し、その女性が持っている大切なものを壊したり破いたりして粉砕し、
まるでその女性にはプライベートなエリアが存在しないかのように、その女性のプライベートな境界線を無視してどんどん侵入してきます。
ストーカーがその典型例です。

【価値観の転換】

ストーカーは相手の気持ちを誰かに置き換えて考えることが苦手です。
ですからストーカー気質があるかたはぜひ自分の母親が近所のおじさんからストーカー被害を受けていたらどう思うかということを考えてください。

自分の母親が、近所の頭がおかしいおじさんに粘着されて、自分の庭に入られ、玄関前に置いているものを盗まれたり壊されたりして、まるであなたの母親にはプライベートというものが存在しないかのように、母親の生活が頭がおかしくなった近所のおじさんにどんどん侵犯されているという状況を想像してください。
自分の母親に置き換えて想像することならできるはずです。

自分の母親がやられて嫌な事はするな、という事です。


 
所有権: 所有するものとしての扱い。 


【具体例】

女性を奴隷のように扱い、家事やその他の雑用をやらせ、俺の許可なく〇〇するななどと命令し、束縛して目に見えない首輪をつけておくような男性もいます。
そういう男性は人間型のペットとして女性を扱っているのです。
人間型のペットを所有していると言えるわけです。

【価値観の転換】
自由に動き回る女性の美しさを改めて感じてください。何者にも縛られず所有されず、自らの意思で自由に動き回る女性の姿は生き生きとしていて見ている我々の心を朗らかにしてくれます。
 
語弊がありますが、女性はその存在そのものが美術品だと言っても過言ではありません。そしてその存在自体の美しさや存在自体の芸術性は、自由によってしか発露しないのです。

 

「束縛されている女性も美しいじゃないか」と感じるサディスト的性癖の男性もいるかもしれませんが、それはその女性自体の美しさではなく作られた美しさでしかありません。女性それ自体の美しさを感じられる感性を養いましょう。
 
美術館や博物館に行って美しいものを鑑賞しましょう。美しいものとは大体において自由な表現であるはずです。自由な表現によって美しさが発露するのです。その感性なき男性は女性を所有して束縛することにしか価値を見出せないでしょう。
逆にその感性がある男性は、誰にも縛られず、所有されずに自分の意思で自由に生きている女性のあり方そのものに芸術的な美しさや精神の豊かさを感じることができるはずです。「感性の鈍い者は美術品を所有したがる」という言葉を忘れないようにしてください。


主観性の否定:経験や感情を考慮する必要がないものとしての人の扱い。 
 
【具体例】

相手の気持ちを否定し、相手の気持ちを考えず、身勝手な行動をする男性は非常に多いですよね。
これはいわゆるモラハラの男性の特徴です。
彼女や妻が自分で考えたことや自分で決めたことを馬鹿にし、間違っていると否定し、命令してやめさせ、別のことやらせる。
モラハラ男性は、女性の主観性を否定しているのだといえます。

【価値観の転換】

相手に主観性を認めないこと、すなわち、相手が自分と同じ高貴な人格を持つ人間だということを認めないことは、我々人類が100年以上かけて捨て去ろうとしている人種差別の意識の根本です。
 
黒人が奴隷として扱われてどれほど虐げられ傷つけられても気にしない。
アジア人、黄色人種がその国土を蹂躙され、その独自の文化を否定されても関係ない、
なぜなら彼らは白人と同じ「人間」では無いから。
動物の感情と同程度の低レベルな感情と意識であるから彼らの感情や意識、主体性は気にせず適度に飼い慣らせば良い。
人間ではない存在、人間に似た猿達の感情まで気にする必要はないのだ...
それが人種差別ですが、まさにこの女性に対する主観性の否定はその人種差別意識の根本です。

 
この意識を持っている事は人道に対する罪であり、この意識を持つものは現代においては安穏と生きる権利はありません。

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以上、マーサ・ヌスバウム博士による女性を「客観化=モノ化」して扱う男性の7つの特徴を示しましたが、
完全に自分に該当すると思った男性が多いはずです。
 
この記事を読んでいる男性なら、その7つの特徴のうち1つには少なくとも当てはまっているはずです。当てはまっているからふられたのですから。

一つも当てはまっていなければふられません。
  
上記7つの項目に関してその意識の変え方を私はご説明しましたから、ぜひその意識を強く持って自分の価値観を変えていきましょう。

 

www.concierge-toukai.jp

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